Japan Journal of Clinical Research in Dysarthria Vol. 15 No. 1 pp 124-127, 2025

特集2

地域包括ケア時代の言語聴覚士の職能性

総説

地域における失語症のある人を支える ー意思疎通支援事業を中心にー
三上裕子
広島都市学園大学 言語聴覚専攻科

要旨 
失語症は言語機能の障害により,日常生活や社会参加に困難をもたらす.2018年に法制化された失語症者向け意思疎通支援事業により,支援者の養成と派遣が全国で進められている.広島県では支援者がサロンや外出支援で活動しており,事例からは支援者の存在が失語症者の社会参加を促し,自立を高める効果がうかがわれた.本事業は,失語症者の生活の質の向上と地域参加の拡大に貢献する一方,支援者の継続的活動の推進や運営体制の整備が課題である.
キーワード 失語症,意思疎通支援事業,意思疎通支援者,言語聴覚士,活動,参加

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