Japan Journal of Clinical Research in Dysarthria Vol. 15 No. 1 pp 82-89, 2025

特集1

高齢者モデルにおける摂食嚥下リハビリテーション

総説

嚥下関連筋群のレジスタンス運動
松原慶吾
熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻

要旨 
高齢者モデルに基づいた摂食嚥下リハビリテーションは,主にサルコペニアの摂食嚥下障害に対して行うリハビリテーションであり,「予防的摂食嚥下リハビリテーション」と「治療的摂食嚥下リハビリテーション」がある.嚥下関連筋群のレジスタンス運動は,高齢者モデルにおける予防的おおび治療的リハビリテーションに有用であると考えることができる.そこで本稿では,サルコペニアの摂食嚥下障害に対する介入手技の一環として,国内における言語聴覚士などの医療関係者の関心と技術の向上に役立つことを期待し,高齢者モデルにおける摂食嚥下リハビリテーションに必要不可欠な嚥下関連筋群のレジスタンス運動について概説する.
キーワード 嚥下関連筋群,予防的摂食嚥下リハビリテーション,治療的摂食嚥下リハビリテーション,高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラム(MTPSSE)

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