Japan Journal of Clinical Research in Dysarthria Vol. 5 No. 1 pp 7-13,2015


─総 説─

研究デザインとエビデンス

松尾浩一郎

要旨:質の高い臨床研究を行うためには,まず検証しやすい研究仮説を立て,その仮説を実行しやすい研究デザインのもとで行う必要がある.また,研究結果を間違いなく解釈する力も必要となる.本稿では,研究仮説の立て方から各種の研究デザイン,研究で陥りやすいピットフォール,エビデンスなどについて解説していく.

キーワード:研究仮説,研究デザイン,エビデンス,バイアス,交絡因子

藤田保健衛生大学医学部歯科
受稿日:2015年9月8日 受理日:2015年9月11日