Japan Journal of Clinical Research in Dysarthria Vol. 4 No. 1 pp 25-30,2014


─総 説─
(特集 パーキンソン病を極める)

パーキンソン病の外科的治療

斎木英資

要旨:パーキンソン病(PD)の外科的な治療として脳深部刺激治療(deep brain stimulation, DBS)がある.DBSは進行期PD患者さんのオフ症状を顕著に改善する.DBSが十分効果をもたらすためには,抗PD剤に対する反応性と手術時の年齢が重要な要素である.また,認知機能障害や精神症状などのリスクが十分低いことが適応の条件となる.比較的早期に発症したPD患者さんはDBSを内服薬と併用することにより,社会生活を大きく改善できる可能性が高い.

キーワード:パーキンソン病,DBS,オフ症状

公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院神経内科

受稿日:2014年9月29日 受理日:2014年9月30日