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標準ディサースリア検査(AMSD)
  CD-ROM版 特徴と主要な機能

標準ディサースリア検査CD-ROMは、多彩な機能と豊富な評価用基準スピーチ・サンプルを備えたソフトであり、標準ディサースリア検査の施行、解釈、データの管理などがより迅速で効率的に遂行されることを目的として開発されました。以下にその主な特徴と機能についてご説明します。なお、標準ディサースリア検査の内容については、書籍[標準ディサースリア検査](インテルナ出版)をご覧下さい。

 @ 電子データ化

被験者の検査結果を電子データとして記録し、随時検索し、再生することができます。1名の被験者について、検査データを3回まで入力することができます。また、検査結果を表計算ソフトExcelで読込み、表計算をしたり、図を作成したりすることができます。

  A 発話の録音と再生

被験者の発話データをパーソナル・コンピューター(以下、PC)に直接デジタル録音し、音声を再生したり保存したりすることができます。

 B 豊富な評価用基準スピーチ・サンプル

発話の検査に含まれている発話特徴について、評価用基準スピーチ・サンプルが含まれています。項目ごとに症例の基準スピーチ・サンプルが重症度別に含まれているばかりでなく、健常者の発話サンプルも年齢、性別に含まれています。初心者は、まず被験者の発話データをPCに取り込んで保存しておいてから、後で評価用基準スピーチ・サンプルを参照としながら結果を判定することをお勧めします。

 C 結果の自動グラフ化

発話の検査および発声発語器官検査の双方の結果について、自動的にプロフィールを図示することができます。そのさいに、被験者の検査結果を3回まで同時にプロフィールとして図示させて、臨床的変化を比較検討することも可能です。発話速度については、自動計算システムにより算出可能です。

 D 豊富な参照データ

被験者の発声発語器官検査結果を解釈するにあたり、同年齢群の健常発話者のデータや、同じタイプで同じ性別のディサースリア例の平均データを同時に参照プロフィールとして図示させて比較検討することができます。

 E 文書の自動作成機能

文書機能として、結果のまとめ、報告書、依頼書といった文書がICFに準じた形式で自動的に作成される機能が備えられています。

 F 検査資料

発話の検査資料として、短文、長文、情景画をモニター画面上で提示することができます。