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2002年度 ディサースリア年間講座受講記

ディサースリア
臨床研究会

2002年度 年間Dysarthria講座を終えて
                                       田園都市厚生病院 黒川千春

 私は、2002年9月に本格的にSTとしての仕事を開始した。そしてその2ヵ月後、西尾先生のDysarthria年間講座が始まった。
 
あれから1年。私のSTとしての成長(?)は、この講座と共にあった。それまでの不勉強もあり、講義内容を充分に消化できないことも多かったが、とにかく次の日には患者さんに実施し、身体で覚えるように努めた。そのうちに、頸部のROMに制限があるように見えても、実は姿勢が崩れているために余計な力が入っているだけだといったことにも目が行くようになった。このように構音諸器官のみをみるのではなく、患者さん全体をみなければ正しい評価はできないということも分かってきた。何をいまさら、と思われるかもしれないが、私は、この講座で先生にそういう眼を育てていただいたと思っている。
 
こんな私だから、PLPやAACの話を聞いた時には尻込みした。大病院ならさておき、STを立ち上げたばかりで、他職種との連携もやっとなのに、そんなことまで求められるのかと困惑した。しかし、PTが歩行困難な患者さんに松葉杖や車椅子や装具をおすすめするように、STもAACやPLPを当たり前に患者さんにおすすめできる環境になるよう、STみんなが力を合わせて行くことが大切なのではないか、と今では思っている。
 
以上、未だ消化不良の感もあり、もっと経験を積んでから参加していれば、もっと深く学べたかもしれないと思うと、少し残念である。今後も研究会、定例会に定期的に参加することにより、ブラッシュアップを図りたい。

最後に改めて西尾先生に感謝を申しあげたい。1年間どうもありがとうございました。

 そして今後ともよろしくお願い申しあげます。

2002年度ディサースリア年間講座に参加して

立川若葉町脳神経外科 松永あゆみ

 毎週土曜の午後、講座に参加する毎、次の週に患者様に会うことが益々楽しみに思うのを実感する、そんな一年間を過ごさせていただきました。それというのは、講座で学ばせていただいたことは臨床に直結したものとなっており、即、次週には患者様に対し実践できるものばかりであったからです。期待に溢れて次週を迎えたのを今でも覚えています。
 ST新人の私は講座に参加させていただく前までは、市販のテキスト、又は学生時代の資料などを引っ張り出しては悩む、そんな事の繰り返しでした。ある程度自信を持って訓練に臨みたいものですが、いつも心の隅で“これでいいのだろうか”といった疑問を抱きながら患者様と向かい合っておりました。正直今でもそうなのですが、年間講座に参加してからは“困った時の手がかり”や“共に考えあう仲間”を得ることができました。これは大変大きな収穫であったと思います。西尾先生は基礎をはじめ、応用、実践に至るまで丁寧に説明して下さり、実に単純な疑問、質問にも熱心にお答え下さいましたので、私のような者でも絡まった糸が解けるように理解することができる講座でした。
 今回、ASMT−Rの講義を聴き、実践させていただきましたが、自分が如何に生理的メカニズムを考慮せずに、その奥深さを知らずに評価してきたかに気付かされました。その上評価方法、観察ポイントを誤って認識していたこともあり、正直なところヒヤッとするような瞬間も味わいました。
 EBMが謳われる昨今、患者様お一人一人のために正しく学び、追及して行く必要性を痛感いたしました。今後は学ばせていただいたことを私自身が自分のものとすること、更にそれ(訓練方法等)を患者様ご自身が自分のものとして日々の生活の中に取り入れていただけるようにすること、これが現在の私の目標となっております。

 
                                           川崎協同病院 石渡知子

 Dysarthria年間講座は1年前に申し込みましたが、満員のため断られてしまい、今年度は募集
後間もなく申し込みました。
 1ヶ月に1回で、1年間。色んな地域のSTに出会え、その仲間とdysarthria以外でも臨床で困っ
たことを話し合えたりするなど、とてもありがたい場でした。
 毎回、講座後には、‘もれなく’最新の知識が身に付くと同時に、これは臨床に生かそう!と、
やる気まで出てきました。
 この講座は、臨床経験が浅いSTにもお勧めです。私が特にお勧めしたい点は、以下の3点です。
  @‘標準化される(この春に標準化されるそうです)’構音検査を実習しながら学べること。
  Adysatrhriaの報告書の書き方を、1人1人指導していただけること(しかも現在自分が担当
    している症例について)。
  Bdysarthriaに関する様々な訓練法が習得でき、次の回までに、自分達の臨床の場で実践
    しながら覚えていけること。
 最後になりましたが、1年間、わかりやすくご指導いただきました西尾先生、どうもありがとうご
ざいました。また、この講座で一緒に頑張ってきた仲間達にも感謝したいと思います。